土着品種とは古くからその土地で育った固有の遺伝子型をもつブドウ品種のことです。500種を超える土着品種が存在するといわれるイタリア。イタリアは全20州でワインづくりが行われていて、変化に富んだ国土と多様な気候、国民に根づいた地産地消の食文化により、伝統的にその地域特有のブドウ品種を使ったワインが大切にされてきました。そのため個性的でバラエティー豊かなイタリアワインが多数産み出されているのです。今回はその奥深いイタリアの土着品種を取り上げてみました!
飲み比べポイント
🍇ピノ・ネロ
ピノ・ノワールと同一品種。イタリアでのシノニム(別名称)です。タンニンは控えめで柔らかいですが、しっかりとした酸味と芳醇なアロマが非常にエレガントな味わいを生み出します。
🍇ネロ・ダヴォラ
シチリア島のワイン作りで最も重要な品種です。凝縮された果実味と力強いタンニンに加え、すっきりとした酸とミネラル感を感じられるワインになります。
🍇コルヴィーナ
主にヴェネト州で栽培されることが多い黒ブドウです。アマローネの主要品種になります。溌剌とした酸味と豊かな果実味、タンニンは軽快で繊細です。
🍇プリミティーヴォ
アメリカで栽培されているジンファンデルと同一のDNAを持っています。フルーティーな香りと濃厚な果実味にしっかりとした酸を持ち、初心者でも飲みやすく親しまれている品種です。
🍇アリアニコ
古くから主に南イタリアで栽培されています。火山性土壌を好む品種で、酸とタンニンがしっかりとして、長期熟成に適したとても力強いワインが作られます。黒系果実の香りに少しスパイシーなニュアンスも感じられます。
プリマテッラ
品種:ピノ・ネロ
生産者:プリマテッラ
生産国:イタリア
特徴:森の果実の香りが豊かに広がります。柔らかなタンニンと、ピノ・ネロらしさを感じる後味。 すべてが調和したバランスの良い赤ワイン。お肉を使ったソースのパスタやローストしたお肉、熟成したチーズによく合います。
ヴィニエティサブ
品種:ネロ・ダヴォラ
生産者:ヴィニエティ
生産国:イタリア
特徴:グラスを回すと果実のアロマ、特にダークチェリーの香りが立ち上がります。桑の実のような、かなり凝縮したベリーの野生的な香り。凝縮感を感じるどっしりとした塊のような果実味。
アルファゼータ
品種:コルヴィーナ
生産者:レオゼッレ
生産国:イタリア
特徴:熟したチェリー、そしてかすかにプラムの香り。スモーキーさも感じられる。口に含むと、ダークチェリー、かすかなオークのフレーバー。
カンティーナ サンマルツァーノ
品種:プリミティーボ
生産者:サンマルツァーノ
生産国:イタリア
特徴:ボリュームのある果実味、ソフトなタンニンとバランスの良さが魅力の飲み心地のよい赤ワインです。なめらかなタンニンが特徴です。
コンティゼッカ ドンナマルチア
品種:アリアニコ
生産者:コンティ・ゼッカ
生産国:イタリア
特徴:タンニンや骨格のしっかりとした南イタリアの地ブドウ、アリアニコ種主体のワイン。完熟した黒果実のアロマやフローラルな香りが豊富。カジュアルなワイン。
ご紹介したワインはnomunoで飲み比べできます
本記事で紹介したワイン5種はワインバーnomunoでお楽しみいただけます。(※飲み比べの内容は季節によって変わります。) 各店のワインの飲み比べ情報はこちらからご確認頂けます。
赤坂店の飲み比べリスト https://www.instagram.com/nomuno.akasaka/?hl=ja
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