POINT
ソムリエ協会って?
一般社団法人日本ソムリエ協会は、
①ワインを中心とした飲料に関する知識の普及
②サービス技術の向上
③食品衛生の推進
④飲食を提供する環境の衛生的確保に関する事業
を行っており、これらの事業によって、ワインに携わる方々の社会的な向上をはかり広く社会へ貢献することを目的として設立された一般社団法人です。
具体的には、ソムリエ等の育成のための講習会・研修会・コンクールの開催、資格認定、 教材作成・販売などを行なっています。
また、ソムリエ協会は各国ごとに運営が分かれており、国際ソムリエ協会・各国在日ワイン振興機関との海外交流や、世界最優秀ソムリエコンクールに関する事業も行なっています。
ソムリエ協会が認定する3つの試験
日本ソムリエ協会が認定する資格試験の中には、「ソムリエ」資格のほか、「ワインエキスパ ート」「SAKE DIPLOMA」という資格試験があります。
1.ソムリエ
日本ソムリエ協会が認定するソムリエ資格は、「マスターソムリエ資格」「シニアソムリエ資格」「ソムリエ資格」の3種類があります。
しかし、「マスターソムリエ資格」は推薦によって認定される資格のため、一般的に受験ができるのは、「シニアソムリエ資格」と「ソムリエ資格」の2種類になります。
受験には以下の職務を通算3年以上経験し、第一次試験日においても従事している事が必須となります。
◆アルコール飲料を提供する飲食サービス
◆ワイン・酒類飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
◆アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務
2.ワインエキスパート
ワインエキスパート試験は、中身はソムリエ試験と事実上同じです。試験は同じ日に行わ れ、問題も80%くらいは同一といわれており、難易度もほとんど変わりません。 受験資格として、ソムリエのように職業を問われる事がなく誰でも受験する事が可能です。
3.SAKE DIPLOMA
「SAKE DIPLOMA」は2017年度より新たに開催された日本酒に特化した認定制度です。日本酒の正しい知識を身につけたうえで、サービスを提供するための高い技量が求められる資格です。 こちらもワインエキスパート同様に受験資格の制限はなく、誰でも受験が可能です。
ソムリエバッジの種類ごとの意味
ソムリエバッジは、ソムリエ認定を受けた際に授与される呼称資格認定バッジのことです。資格の種類によって呼称資格認定バッジ部分に記載される名称が分けられています。
ただプロのソムリエであっても規定デザインのソムリエバッジを身に着けていない方も多く、 自らの好みのブローチなどで代替されていることもあるようです。
ソムリエ協会が開催するイベント
ソムリエ協会ではワインに関わる人材育成の一環として、主に会員を対象とした多くのイベントが開催されています。ここでは主なイベントを紹介します。
イベントの詳細は下記のソムリエ協会ホームページでチェックする事が出来ますよ。
ソムリエ協会イベント一覧
フォローアップセミナー
ソムリエ・ワインエキスパート資格保有者を対象としています。
資格保有者のレベルアップ、士気向上、コミュニケーションを測ることを目的としています。 シニア呼称チャレンジのための知識向上に活用できます。
テイスティングセミナー
テイスティングコメントおよび分析能力を身に付けるためのセミナーです。
参加者はブラインドテイスティングでコメントをして、講師が各々のレベルに合わせて、 わかり易く指導、解説をしてくれます。講師からのテイスティングコメントを聞くだけではなく、実践的なセミナーといえます。
例会セミナー
1年ごとにテーマを決めて開かれるセミナーです。世界の潮流、教本改訂部分のキャッチアップにも繋げることができます。
和歌山支部 例会セミナー [3] 世界のワイン
ソムリエ協会発行の教本
ソムリエ協会から発行される教本は、毎年ブラッシュアップして販売されます。呼称資格認定試験の勉強から日々のワイン法チェックまで幅広い活用が可能です。 試験対策のみならずワインに携わっておられる方々の実用書として活用できます。
また、SAKE DIPLOMAに関しては専用の教本が同じ価格で用意されています。
会員価格 4,320円(税込・送料無料)
一般価格 5,700円(税込・送料込)
教本だけでなく、協会発行のおつまみ本など手軽なものもあるようですので、
いきなり勉強するには抵抗があるという方には、そちらからワインの勉強を
スタートするのもいいかもしれません。
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